「光目覚まし時計って・・・?」
「普通の目覚まし時計とは違うの?」
「本当に起きられるの?」
何かと耳にすることが多くなってきた光目覚まし時計。
名前はよく聞くけど、一体どうやって起こしてくれるの?と気になっている方も多いようですね。
光目覚まし時計とは、その名の通り「光で起こしてくれる目覚まし時計」なんですが、実はすごい身体にいい影響がたくさんあるんです!
今回は、光目覚ましとは何ぞや?という方のために、”光目覚まし時計”の基本と効果について分かりやすく説明していきます。
この記事のもくじ
光目覚まし時計とは
先ほども言いましたが、その名の通り「光で起こしてくれる目覚まし時計」なんですが、どうやって光で起こすのでしょうか?
光目覚まし時計は「起きる前」と「起きてから」の2種類の方法を使って起こす仕組みなんです。
①起きる前に光を取り入れる
起きる前から光を取り込むことで、身体と脳の目覚めスイッチを刺激しスッキリ起きれます。
※徐々に明るくなるタイプと指定した時間にいきなり明るくなるタイプがあります。
②起てから光を取り入れる
起きてからすぐ光を取り込むことで、目覚めスイッチを刺激するだけでなく、体内時計も整えてくれます。

でも、光ってそんな効果あるの…?って思っていませんか?
実は私も効果なんてない。結局は強い意思とゆるぎない信念でしょ!なんて思ってました。
でも、ほんとに効果があるんですよ!しかもたくさん!次は光と身体の関係について少しお話しますね。
光と身体と脳の深~い関係

いきなり本題に入ります。
朝、光を目から取り入れることで「セロトニン」という覚醒を促す物質が放出されます。
セロトニンを放出することで、交感神経を刺激し体内時計を整え、脳の覚醒を促し意欲的、活発な行動ができるようになります。
反対に、十分なセロトニンが放出されないと、体内時計が乱れ、睡眠障害、暴力的(キレやすく)になったり、精神が不安定になってしまいます。
覚醒や安定に関与している体内でとても大事な役割を果たしている神経伝達物質の一つ。セロトニンは人の精神面に大きな影響与え、体内時計を整えたり、心の安らぎ、安定などにも関係していて『幸せホルモン』とも呼ばれます。セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患になりやすいと言われています。
アラスカでは国が推薦している!?
先日テレビで、アラスカは日照時間が短く(3時間ぐらい)うつ病になる人、ひどい場合には自殺してしまう人が多いと言っていました。日照時間が短くなると十分なセロトニンを放出できず、1日中調子が悪い、体内時計も乱れる、精神が不安定になり、うつ病になってしまいます。
その問題を国全土で解決しようと光目覚まし時計を使ってみると驚くほど効果があり、うつ病や自殺する人の数が激減したそうです。
※アラスカでは光目覚ましではなく「ハッピーライト」と言われています

光目覚まし時計は起きる前(寝ながら)から光を取り込むことでセロトニンを放出させ目覚めるころにはスッキリ起きられるように考えられています。
アラーム目覚ましで起きる身体への悪影響

音で起きたとき、「ハッ!」となって目覚めることがよくあると思います。
これは音で緊張し、緊張することで交感神経を活発にさせ目覚める、言わば、強制的に起こされている状態なんです。
強制的に起こされると自律神経が乱れ、いつの間にかストレスが溜まっていくんですね。朝からストレスを溜めて学校や仕事に行くことで疲れやすくなり、毎日続くことで徐々に身体や心にも影響を及ぼします。できるだけ自然な状態で目覚めることが大事なんです。

暗い部屋で二度寝すると1日を無駄にする
二度寝は誰もが経験したことがあるはずです。私もよく二度寝、三度寝をしていました。暗い部屋で二度寝をしてしまうと、体内時計を狂わせ目覚めのスイッチを押せなくなります。そうなると、一日中時差ボケのようなだるさやボーっとしたりしてしまいます。確かに二度寝は気持ちがいいんですが、それ以外にメリットはありません。

光目覚ましのおすすめポイント(メリット)
起きる前、起きた後に光を浴びるだけで様々な身体にいい影響があります。
●スッキリ起きれる
起きる前から光を取り込むことで、覚醒物質セロトニンを放出し指定した時間には自然と目が覚めるようになります。
●ストレスなく起きれる
音や振動で起きると自律神経が乱れ、起きることが苦痛になってしまいます。
自然に起きることができるようになるので、ストレスなく目覚めれます。
●一日を通して疲れにくくなる
自律神経の乱れなどもなくリラックスした状態で目覚めれるので、ストレスがたまりにくくなり一日を通して疲れにくいと言われています。
●二度寝しても大丈夫
暗い部屋で二度寝をしてしまうと、体内時計が乱れ一日中ボーっとしたり身体がだるくなってしまいます。
もし二度寝してしまっても、光を浴びていることで、体内時計が乱れることなく日中に及ぼす悪影響を軽減することができます。ですが、二度寝はしないにこしたことはないですよ。
●日が当たらないときでも毎日使える
北向きや密集住宅などで日が当たらない場所でも、日を浴びることと同じ心と身体をスッキリすることができます。

光目覚ましのちょっと気になるところ(デメリット)
光目覚まし時計を使うことで様々な身体にいいことがあると説明しましたが、ちょっと気になるところもありました。
●普通の目覚ましと比べ高価
普通の目覚まし時計は3000円ほどで購入することができます。しかし、光目覚まし時計は15,000円。高いもので40,000とちょっと高いんです。高額な理由は、光を出すための照明と技術にかかっているのです。ですが、毎日何年もずっと使うもの、すばらしい効果を実感できると考えると、無駄使いするよりずっといいですよね。
●配置場所を考えなければいけない
普通の目覚ましなら音の聞こえる場所に置いておけばいいんですが、光目覚ましの場合は光が当たる場所に置かなくてはならないので、自分の部屋のどこに置けば一番光が当たるか考えなければいけません。

目覚ましだけじゃない!イライラ防止、集中力を高めたい、イライラ防止にも効果あり
光目覚まし時計は目覚ましだけでなく、他にも便利な使い方があります。
お出かけ前に体内時計を整える
起床後1時間以内に5~30分ほど光を浴びることで、生活リズムや体内時計を整え規則正しい生活を送れるようになります。布団に入っているとき、朝食中やメイクをしているときなど、時間を有効に使うことができます。
昼食後、集中したいときに
昼食後に光を浴びることで、眠気を抑え仕事や勉強に集中することができます。

こんな人に使ってほしい
光目覚ましはこんな人におすすめです!
気持ちよく早起きしたい人
家族を起こす時間を有効に使いたい人
目覚まし音がストレスになる人
1日の体内リズムを整えたい人
日中のだるさを改善したい人
旅行や出張が多い人
受験中で早起きして勉強したい人
部屋に朝日が入らない、寝る前にカーテンを閉める人
使っても効果を感じることができない人
光目覚まし時計の効果を実感できないかもしれない人はこんな人!
寝相が悪すぎる人
光を目から取り込む必要があるので、寝相が悪い、下向きで寝る、布団をかぶって寝る人は効果を実感できないかもしれません。
生活習慣の改善をしないといけない人
不規則、睡眠時間が短いなど生活習慣を見直すことから始める必要があります。改善しつつ光目覚まし時計を使っていけば効率よく体内リズムを整えることができます。
本格的な光治療が必要な人
うつ病など精神的に辛いと感じる場合は、まず病院を受診しましょう。病院でも光治療と言われる精神を安定させ、体内リズムを整える治療法を行っているので、病院で治療しながらサポート役として光目覚ましを使うと効果は期待できます。
まとめ(光目覚まし時計はメリットたくさん)
少し長くなりましたが、光目覚まし時計を使うことであなたの心と身体にたくさんのメリットがあります。もう一度メリットをまとめておきますね。
- 起きる=辛いではなく習慣になる
- 体内時計を整え規則正しい生活を送れるようになる
- 目覚まし以外にも使える(集中したい、眠気を抑えたいなど)
- 自然にスッキリ起きることができ、ストレスがたまらず一日スッキリ過ごせる
- 二度寝しても身体に負担をかけない
- 一日を通して疲れが溜まりにくくなる
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